進行中の大型プロジェクト
MEXT 科研費学術変革領域A「バイオ超越」計画研究
2024年4月〜2029年3月
プロジェクト概要
本研究では,生物脳を規範とした感覚運動学習モデルをFPGAに実装し,これをコントロー ラとするロボット適応制御を通して,現行の制御手法に対する利欠点を明らかにすると同時 に,身体性を有するマルチセルラ情報処理システムから創発する現象を実証・評価します.
担当研究者
- 平田 豊(代表)
JST 戦略的創造研究推進事業(CREST)
2022年10月〜2028年3月
プロジェクト概要
本研究では,異種多感覚統合による空間識形成の神経メカニズムを新たな計算理論により定式化し,これに基づき空間識を所望の状態に操作するための人工多感覚刺激デザイン法を開発して,空間識を制御する方法を確立します.
担当研究者
- 平田 豊(代表)
- 塚田啓道(研究協力者)
- 渡部大志(研究協力者)
- 渡邉天鵬(研究協力者)
- 森田 尭(研究協力者)
- 津田一郎(研究協力者)
NEDO 人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業
2020年4月〜2025年3月
プロジェクト概要
直面する社会課題を解決するAI技術は、既に一部の分野では活用されつつある。しかし、一つの判断が社会的・経済的な影響が大きい交通、金融、医療・介護、製造、教育などの分野においては、AIによる判断結果を直接的に活用するAIシステムでは適用できない部分がある。上記を踏まえ、本事業では、人とAIがそれぞれの得意領域で役割を分担しつつ、人は新たな気づきを得て、AIは精度等を更に高めることができる、「人と共に進化するAIシステムの基盤技術開発」を行う。 加えて、AIを実世界に隅々まで浸透させるため、「容易に構築・導入できるAI技術の開発」の研究開発も行う。具体的には以下の開発を行う。
担当研究者
- 藤吉弘亘
- 山下隆義
- 平川翼
進行中の科研費等プロジェクト
代表
- 脳神経科学統合プログラム(個別重点研究課題)塚田啓道(代表)「疾患病因メカニズム同定のためのデータ駆動型全脳モデルの開発」(2024年9月~2027年3月)
- 科研費学術変革A「クオリア構造学」(公募研究)小澤正直(代表)「量子インストルメント理論による質問順序効果の研究」(2024年4月~2026年3月)
- 科研費基盤C 森田 尭(代表)「音声離散表現の超圧縮による教師なし音声言語学習の言語学的妥当性向上」(2024年4月~2027年3月)
- 科研費若手 渡邉天鵬(代表)「乗法的ノイズを含むランダム力学系の分岐に関する定量的解析」(2023年4月~2028年3月)
- 科研費基盤C 小澤正直(代表),河野泰人(分担)「量子インストルメント理論の新展開」(2022年4月~2025年3月)
- 科研費基盤B 岩田 悟(代表)「ゲノム安定性制御分子を利用したマウス染色体再編成の最適化と臨床応用の基盤構築」(2021年4月~2025年3月)
- 科研費基盤C 山内康一郎(代表)「カーネル法による昆虫脳の学習戦略のモデル化と組み込み用追加学習エンジンの開発」(2021年4月~2025年3月)
分担
- 科研費基盤C 祖父江沙矢加(分担)「胸腺腫発症ラットの原因遺伝子変異導入マウスを用いたヒトB型胸腺腫の病態解明」(2022年4月~2026年3月)
- 科研費基盤A 山下隆義(分担)「データ駆動型教育のための高密度学習分析基盤の構築と評価」(2023年4月~2026年3月)
- 科研費基盤B 鈴木肇(分担)「ダークマター検出のための基礎データ用のp+4He反陽子生成断面積の測定」(2023年4月~2026年3月)
- 科研費基盤A 塚田啓道(分担)「脳小血管の細胞外基質の摂動を起こす細胞群の同定と、その制御機構の解読」(2022年4月~2025年3月)
- 科研費基盤B 渡邉天鵬(分担)「ランダム力学系・非自励力学系、写像半群の力学系とフラクタル幾何学の研究」(2024年4月~2029年3月)
- AMED 脳とこころの研究推進プログラム(精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト)塚田啓道(分担)「最初期アルツハイマー病を検出する脳ナビゲーションタスクの開発とその神経回路基盤解明に関する研究開発」(2021年7月~2025年3月)
終了した大型プロジェクト
JST 戦略的創造研究推進事業(CREST)
2018年10月〜2024年3月
プロジェクト概要
本研究課題では,複雑な環境とインタラクションすることで機能分化し,環境に即時適応する人工システムを構築することを目標とします.
担当研究者
- 津田一郎(代表)
- 塚田啓道(研究協力者)
- 渡部大志(研究協力者)
- 藤吉弘亘(研究協力者)
- 平田 豊(研究協力者)
JST 未来社会創造事業 探索加速型「共通基盤」領域
非線形・複雑系に着目した認知症のロバストネス数理モデルとそのハブ因子の解明
202?年??月〜2024年3月
プロジェクト概要
認知症の根本原因は老化による細胞老化随伴分泌現象(senescence-associated secretory phenotype, SASP)であると考え、脳の老化、構成細胞の老化プロセスの特徴を抽出し、その情報構造を数理モデル・AI技術によって特定する。脳の中で進行している病態層の変化ダイナミクスを症状が現れる不可逆な臨界点に到達する前に数理モデル・AI技術によって捉え、認知症の早期診断、発症時期や疾患の進行の予測を実現するシステムを開発する。この研究を通じて、社会的・経済的損失を引き起こしている認知症に対して数理科学に基づく診療支援システムを提供するとともに、最終的に脳の老化の最適化を実現した社会、すなわち脳が老いることのない社会、さらには老いても若返ることが出来る社会の実現を目指す。
担当研究者
- 塚田啓道(代表)
- 津田一郎
終了した科研費等プロジェクト
代表
- 科研費若手研究 平川 翼(代表)「力学系カオスに基づく時間的特徴抽出法の開発と動画像認識への応用」(2021年4月~2024年3月)
- 科研費基盤B 平田 豊(代表)「予測動作を獲得する小脳・脳幹神経回路の情報処理機構理解と脳型予測制御器の構築」(2020年4月~2024年3月)
- 科研費国際共同研究強化B 平田 豊(代表)「実機制御への応用を目指した予測性運動制御を実現する脳幹・小脳ループの神経機構理解」(2018年4月~2024年3月)
- 科研費基盤B 塚田啓道(代表),津田一郎(分担)「記憶回路網における文脈情報の修飾・統合機能に関する実験と理論の融合研究」(2020年4月~2023年3月)
- 科研費基盤B 平川 翼(分担)「遺伝情報・深層学習・GISを用いた博物館標本の時空間情報と遺伝的多様性変化の解明」(2021年4月~2024年3月)
- 科研費基盤C 河野泰人(代表),小澤正直(分担)「量子古典ハイブリッドアルゴリズムを用いた機械学習」(2021年4月~2024年3月)
- 科研費若手研究 新谷正嶺(代表)「生理的環境下における筋節内ミオシン状態分布を計測する追跡積算式ラマン分光法の開発」(2020年4月~2023年3月)
- NEDO 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 自動運転(システムとサービスの拡張) 山下隆義(代表)「自動運転技術 (レベル3, 4) に必要な認識技術等に関する研究」
- NEDO 官民による若手研究者発掘支援事業 マッチングサポートフェーズ 新谷 正嶺(代表)「ナノスケール生体ダイナミクスのその場精密測定法の実用化」
- 総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業 新谷正嶺(代表)「見たい物の構造と動きをそのまま電子顕微鏡観察する方法の開発」
- 一般財団法人横山臨床薬理研究助成基金 新谷正嶺(代表)「心筋の収縮リズム特性に基づく正常な心拍モードの明確化で心疾患の先駆的な予兆を検出する」
- 科研費国際共同研究強化B 荒井 迅(代表)「力学系と計算トポロジーの融合による新しいデータ解析技術の開発」
- 科研費基盤C 後藤振一郎(代表)「ニューラルネットワークに対する幾何学的力学系理論」
分担
- 令和5年度 世界的課題を解決する知の『開拓者』育成事業 シーズ共同研究費 新谷正嶺(分担) Dark and Baryon Emulator (DaBE)の開発にむけた準備研究(Preparatory Research for the Development of Dark and Baryon Emulator (DaBE)) 2023年10月~2024年3月
- 令和5年度 世界的課題を解決する知の『開拓者』育成事業 シーズ共同研究費 新谷正嶺(分担)ライブイメージングを用いたミトコンドリア代謝による転移制御メカニズムの解明(Live imaging analysis for the mitochondrial metabolism-associated mechanism of metastasis) 2023年8月~2024年3月
- 科研費基盤B 津田一郎(分担)「手指動作における時空間ダイナミクスの特徴抽出と臨床応用」(2020年4月~2024年3月)
- 科研費基盤C 奥島輝昭(分担)「少数多体系の遷移過程における非アレニウス性の力学的起源」(2020年4月~2024年3月)
- 科研費基盤C 津田一郎(分担)「深層ニューラルネットワークにおけるカオス的ダイナミクスの解析と情報処理への応用」(2020年4月~2023年3月)
- 科研費基盤C 岩田 悟(分担)「新規miR-143/p38キナーゼ経路の生体での調節機構と乳癌細胞における解析」(2020年4月~2023年3月)
- AMED 革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(革新脳)プロジェクト 塚田啓道(分担)「革新脳データベースに基づくデータ駆動型統合モデルの開発」(2019年4月~2023年3月)
- 科研費基盤B 荒井 迅(分担)「複素2次元力学系における相空間とパラメータ空間の新たな対応関係の構築」
- 科研費基盤A 山下隆義(分担)「次世代教育支援のための実時間学習解析に基づく双方向型協働空間の構築と評価」(2018年4月~2022年3月)
- 科研費基盤B 小澤正直(分担)「対話型証明の新展開-古典から量子まで」(2019年4月~2023年3月)
- 科研費基盤B 津田一郎(分担)「グリアとニューロンによるヒト脳の包括的てんかんネットワークの統合的解析」(2019年4月~2022年3月)
- 科研費基盤C 平田 豊(分担)「運動制御・学習の発達における小脳神経回路機能モジュールの時空間光解析」(2019年4月~2023年3月)
- AMED 革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(革新脳)プロジェクト 塚田啓道(分担)「機能データの標準脳空間へのマッピングの加速」
- 自然科学研究機構分野融合型共同研究事業(分野融合型共同研究)塚田啓道(分担)「光学と機械学習の数理学的な融合による大脳皮質神経回路情報処理機構の解明」